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JUGEMテーマ:お酒

 今回はイギリスの「Royal Ascot Race Meeting」(ロイヤルアスコット)に出走する、「シャフリヤール」と「グレナディアガーズ」の話題のオマケで、研究室での締めはやはりお酒の話になのです。

みんな競馬もお酒も同じくらい大好きなので、英だとスコッチウイスキー、仏だとワインやコニャック、愛だとアイリッシュウイスキー、米だとバーボンウイスキー、豪と新だとワイン、暇なのかすきなのか、本当に色々なお酒を知っています。

 

仕入れ係の僕にとっても意外と難しい事が山積みなので、常に勉強をしておかないといけないのですが、ビックリしたのはスコッチウイスキーと言っても、種類が多すぎてすべてを把握するのは、ちょっと困難なのです。

スコッチウイスキーからシンブルモルトだけをとっても、やれスペイサイド、ハイランド、アイラなどと、相当勉強しないと追いつかないのです。

 

そして、今回行きついたのが「モンキーショルダー」(ピュアモルトウイスキー)なのですが、ウイスキーで「猿の肩」ってなんだろう?????とクエスチョンマークだらけです。

シングルモルトの三大メーカーがあるスペイサイドのウイスキーは、円やかでシルキーで甘くて飲みやすいというのが特徴、でもこの中に「モンキーショルダー」があったのです。

 

「モンキーショルダー」の名前の由来は手作業によるフロアモルティング製法から来ているもので、原酒に使われる大麦麦芽は仕込み水に浸された後に、広いコンクリートの床に敷き詰められ、それを「モルトマン」と呼ばれる職人が、木製のシャベルで撹拌するので、肩が壊れてしまうために敬意を込め名づけられたそうです。

 

みなさんもご存知の「グレンフィディック」・「バルヴェニー」・「キニンヴィ」の三カ所のモルト使ったウイスキーなのです。

どれも「ウィリアム・グラント&サンズ社」の蒸溜所で、グレンフィディック蒸溜所の敷地内にあるそうです。

僕も3つ目の「キニンヴィ」だけは飲んだことがなく、流通量が凄く少ないのでいつの日かと願っています。

 

 

肩が壊れるくらい苦労して作ったウイスキーですから、100%ピュアモルトですがNIKKA「竹鶴」も同じ製法で美味しさは特別、フルーティな香りで、洋ナシ・バニラ・ビターチョコに、柔らかなピート香が感じられるウイスキーです。

同じくこちらにはスモーキーさが増した「スモーキーモンキー」という特別版もあって、まだ見たことがないので機会があったら飲んでみたいです。

 

 

この三つのキーモルトが使われているのですがら、バランスの良さは抜群な訳ですよね。

こんな手間暇かけた作り方をするウイスキーも有るので、本当に奥が深いですが、こんなクラフトマンたちが妥協しないで美味さを追求するという精神が、とても伝わってくるウイスキーが不味い訳がありません。とても美味しいですよ!