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JUGEMテーマ:パソコン

 最近は私の仕事でも写真だけでなく、動画が使われるようになってちょっとPCの環境をチェンジしてきました。

基本的に書き出しはCPUのパワーが関係しており、書き出し前の編集段階でGPUのパワーが必要とこれまで書いてきましたが、これは処理のシステムが大きく異なっているために、不得意な部分と得意な部分が違うためです。

 

簡単に言うとCPUはコア数が数個から数十個なので、画像の処理を1枚づつ順に演算処理するのですが、GPUはコア数が千個から1万個以上ありますので、無数の画像を一度に演算処理するから、CPUは人間でいえば大きな脳みそを数個持っている感じで、GPUは小さな脳みそを沢山持っている感じと言えば分かりやすいです。

 

GPUの本来の仕事はグラフィック出力ですが、その他に行える得意な処理(GPGPU)は、「レンダリング」・「エンコード」・「プレビュー」の3つです。

 

★「レンダリング」➡動画編集で元の映像データに、追加したテロップ・エフェクト・音声などを統合して、一つの映像に変換する事ですが、編集ソフトはこのレンダリングによって機能が動いているので、レンダリングが早くなれば各機能もパワーアップする事になるのです。

ゲームや映画で使われてる、リアルな映像を再現するレイトレーシング技術もレンダリングの一つなのです。

 

★「エンコード」➡「エンコード」はPCに大きな負荷をかける、動画編集作業の中では最も時間のかかる処理なので、動画の再生時間よりも「エンコード」の処理時間が長い場合も多いですし、夜中にまとめて作業するのが普通です。

作業中はPCで他の作業はコマ落ち等の不具合が起こったりしますので、注意が必要で夜中にするのが一番です。

動画編集での「エンコード」とは最終的に動画形式を(MP4・AVI・MOVファイル)に変換する事(書き出し)です。

GPUで「エンコード」を使うと50%以上時間が単修くされますので、ストレスが減ります。

 

★「プレビュー」➡GPUがあればプレビューがスムーズになるので、動画編集中は「プレビュー」で確認しながらの作業で、途中で止まったりカクついたりしないので、これもストレス回避に無くてはならない要素なのです。

GPUのお陰で作業もとてもスムーズになります。

 

 

 

 

動画編集ソフトでGPUが無くても動くのは「EDIUS X」「Filmore」等や、オンラインソフトも使えるものが沢山ありますが、やはり人気の動画ソフト「PowerDirector 365」「Premiere Pro」「DaVinci Resolve」を使うならGPUが必要です。