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JUGEMテーマ:パソコン

 クリエイターの皆さんもゲーマーさん達も「M.2 NVMe SSD」の取り扱いについては、とても神経を使っているものと思っていますが、今回は色々と注意点に触れてみました。

実際には私達も工房で使うのは指定が無ければ、こちらで選んだ製品を使用していますが、「M.2 NVMe SSD」の場合は「SATA SSD」の6倍から20倍もの速さがありますので、発熱量が大きいですがある一定の温度に達すると急激に速度が落ちてしまいます。

 

「Crystal Disk Mark」というベンチマークテストで読み書き速度のチェック(シーケンシャルリード/ライト)はできますし、パソコンやアプリケーションの起動及びブラウザでの画像表示の速度(ランダムリード/ライト)もチェックができますので、やってみて下さい。

 

現在は「PCI-Express Gen3.0×4」の製品(エントリーモデル3500MB/s)と「PCI-Express Gen4.0×4」(高パフォーマンスモデル7000MB/s)が流通していますが、実使用上の速度差は僅かですので体感できる程の差は無いので気にする必要はないです。

しかしゲーミングやクリエイターにとってはストレス軽減のためには、高パフォーマンスモデルを選んでおけばベターです。

 

最近は1TBや2TBが主流になっていますが、容量が大きいほど高速になりますし、できれば容量の大きい物を選びましょう。

因みに2TBだと写真で2,400万画素(5~7MB/枚)で32万枚、動画4K60fps(0.9GB/分)でおよそ35時間、大型3Dゲームで10~15タイトルが保存可能です。

 

「M.2 NVMe SSD」の場合の特別な問題点は適正温度が0~60℃である事で、実使用で70℃を超えると熱暴走防ぐために安全装置が働き一定の速度低下が起こりますので、しっかりとしたヒートシンクを搭載する事が理想的です。

ヒートシンクによって13℃前後温度が低下しますし、ファン付きなら更に安心して使えます。

 

私の場合はファン付きのケースや、小型ファンで直接ヒートシンクを冷やす方法で温度を下げて使用していますが、内蔵する場合も、外付けでも同じ方法で使用しています。

さて、実使用時での検証でリード/ライトが両方とも5,000MB/sを超えている製品を紹介しておきます。

(全て1TBです)

 

●WD BLACK SN850 WDS100T1X0E-EC

●crucial P5 Plus SSD CT1000P5PSSD8JP

●KIOXIA EXCERIA PRO SSD-CK1.0N4P

 

●ELECOM ESD-IPS1000G

●ADATA Premier SSD For GamersAPSFG-1TCS

●Corsair MP600 PRO CSSD-F1000GBMP600PRO

●Trancend TS1TMTE250H TS1TMTE250H

 

メーカーには拘る必要はないと思うのですが、「ウエスタンデジタル」(WD)のはどの製品もスコアが安定しております。

どのメーカーも熱対策をする必要がありますが、高速なので使い易いです。