JUGEMテーマ:パソコン
メモリの容量や速度によって遅延が起こる事は、皆さんも分かっていると思いますが、基本的な事なので取り上げておきます。
パソコンのメインメモリ(main memory)については、4GB・8GB・16GB・32GB・64GBと容量が多ければ多い程高速に処理が行われますが、一時的に仮想メモリとして情報を記憶する役目を担っているのです。
ただマザーボードの容量に対応していればの話で、32GBまでしか対応してなければそれ以上の容量は換装できないから、マザーボードを交換してから、メモリの増設をしなければなりません。
メモリはプログラムを立ち上げると、メモリに読み込まれておかれるために、動画編集ソフトの場合は沢山のメモリを消費するために増設が必要になります。
フルHDなら16GBでも十分だった容量が、4Kだとサイズが単純に計算しても4倍になるために64GBが理想になる訳ですが、処理はCPUが担うのでCPUのパワーも上げる必要があるのです。
非常に大切なのはゲーミングにおいてはレイテンシーを疎かにできないのですが、DDR4からDDR5になるとレイテンシーはちょっと違った結果になります。
良く確認するとDDR5は帯域幅は優れているのですが、レイテンシーはDDR4の方が優秀なのです。
今後DDR5の性能が上がってくれば、レイテンシーは改善するものと思います。
メモリ | 帯域幅(GB/s) |
遅延(ns) |
DDR4-3200 CL22(主流) | 38.40 | 13.75 |
DDR4-3200 CL15 | 39.26 | 14.06 |
DDR4-3600 CL16 | 43.19 | 8.89 |
DDR4-4000 CL16 | 47.00 | 8.00(良好) |
DDR5-4800 CL40(主流) | 56.10 | 16.67 |
DDR5-5200 CL32 | 61.66 | 12.31 |
DDR5-5600 CL36 | 65.30 | 12.86 |
DDR5-6000 CL36 | 68.90 | 12.00 |
DDR5-6400 CL36 | 73.57(良好) | 11.25 |
ゲーミングにおいてフルHDと4Kでは、「DDR4-3200 CL22」と「DDR5-4800 CL40」には帯域の違いは大きいのですが、レイテンシーは逆になっていますので、実際のゲームプレイではそんなに差がでません。
良質のDDR5が販売されるようになるまでは、ゲーミングにおいてはDDR4で十分だと思います。
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