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PCパーツの中でも非常に重要なメモリですが、ゲーミングでは32GB、クリエイターでは64GBを搭載するのが当たり前になりましたが、今回はDDR4とDDR5の違いについて説明したいと思います。
メモリの速度についてはもちろんDDR5が大幅には向上しているのですが、FHD解像度のゲーミングではDDR4との差はほとんど感じられないのです。
これにはDDR5の遅延が影響しており、アクセスタイミングの違いでCL15~CL22までのDDR4とCL36~CL40では、その差は1%未満となります。
ただし、写真の編集や圧縮作業をするのであればDDR5が向いてる事になりますが、どちらでもというならDDR5の価格も安くなって購入しやすいので、32GB~64GBを搭載する事をおすすめします。
互換性はないのでDDR5メモリを使うなら、対応マザーボードが必要ですし、DDR4は1.2V駆動ですが、DDR5は1.1Vで駆動しメモリ上に電源管理用回路PMIC(オンボード電源管理集積回路)が搭載されています。
☆帯域幅と遅延
メモリ | 帯域幅(GB/ss) | 遅延(ns) | 遅延順位 |
DDR4-2133 CL15 | 26.42 | 14.06 | 9位 |
DDR4-3200 CL22 | 38.4 | 13.75 | 8位 |
DDR4-3200 CL15 | 39.26 | 9.32 | 3位 |
DDR4-3600 CL16 | 43.19 | 8.89 | 2位 |
DDR4-4000 CL16 | 47.0 | 8.0 | 1位 |
DDR5-4800 CL40 | 56.1 | 16.67 | 最下位 |
DDR5-5200 CL32 | 61.66 | 12.31 | 6位 |
DDR5-5600 CL36 | 65.3 | 12.86 | 7位 |
DDR5-6000 CL36 | 68.9 | 12.0 | 5位 |
DDR5-6400 CL36 | 73.57 | 11.25 | 4位 |
遅延についてはできれば1桁台がベストですが、12以下なら我慢ができる程度ですし、帯域幅が向上したことでデータの高速移動が可能ですし、魅力的ではありますがゲーミングではDDR4が有利です。
●価格の比較(16GB×2枚=32GBで比較してあります)
★CORSAIR CMN32GX4M2Z3600C16 [DDR4 PC4-28800 16GB 2枚組]12,969円前後(DDR4-3600 CL16)
★V-Color TMXPL1660836KWK [DDR5 PC5-48000 16GB 2枚組]16,380円前後(DDR5-6000 CL36)
標準的な製品よりワンクラス上の製品ですが、以前ほどの金額差は無くなっており、現在は1.3倍くらいDDR5が高いですが、DDR5-6000が主流になっています。
また、すでにDDR5-7000やDDR5-7200が市場に出回っていますので探してみて下さい。
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