執筆者 syorichard | 9月 4, 2021 | 珈琲・お酒・紅茶
比較的短い期間に収穫される茶葉もありますが、インド産の「ダージリン」は東ヒマラヤ山麓に位置して、茶樹は標高2000mの高地から谷底に向かう斜面に植えられていますし、3月から11月迄が生産期となっています。
したがって、3期に分けて収穫されるために下記の様に分類されています。
★3月~4月(一番摘み)「ファーストフラッシュ」:この時期は軽い雨季の時期なので新芽が中心ですので、収穫量も少なく価格も効果になりますし、茶葉の外観は浅緑で抽出液は淡いオレンジ色で力強い香味があります。ストレートで飲むのが美味しいです!
★5月~6月(二番摘み)「セカンドフラッシュ」:この時期の茶葉はしっかりしてきて、加工後の外観も茶褐色でもっとも美味しい最高級品として人気がありますし、抽出液は濃い目のオレンジ色でマスカットフレーバーが特徴の渋みとコクのあるとても美味しい紅茶になります。やはりストレートティーで飲むのが最高です。
★10月~11月(秋摘み)「オータムナル」:雨期後の乾燥期ですから茶葉も厚くなってしっかりとしており、抽出液は濃い目になって赤みが入り渋みが強くなります。ミルクティがベストです。



スリランカ産(セイロン茶)の中でも「ウバ」は7月~9月がベストシーズン(クオリティーシーズン)で、バラやスズランの花香が楽しめゴールデンリングを楽しむのもこの時期です。
また、やはり高級茶とされる「ヌワラエリア」は「ウバ」の生産地の反対側の高地で生産されており、1月~2月が収穫のベストシーズンですが、こちらはハイグロウンティー(高地産)標高1,300m以上、ミディアムグロウンティー(中産地)標高670m~1,300m、ローグロウンティー(低地産)標高670m以下の3段階に分類されています。
インド産の「アッサム」も「ダージリン」と収穫時期は同じで3月~11月ですが、ベストシーズンは6月~7月です。
「ダージリン」よりも少し東側で生産されており、甘みが強くコクのある味わいが特徴で、抽出液は濃い赤褐色でミルクティーに良く合いますし、世界最大の紅茶生産地ですので生産量も凄いですが、最近は細かい茶葉の製品も多くなっています。
中国産の「キーマン」(キーモン又はキームンとも呼ばれる)は、インド産「ダージリン」とスリランカ産「ウバ」と世界三大紅茶と言われており、ランやバラの花香と共にスモーキーなフレーバーが特色で、抽出液は澄んだ黄色がかったオレンジ色です。
収穫時期が6月~9月と短くベストシーズンは8月、生産量が少ないので高価な製品が多いのです。
色々なフレーバーティーやハーブティーもありますが、やはりポットで淹れる紅茶は最高に美味しいですので、皆さんも楽しんでみて下さい。
執筆者 syorichard | 8月 29, 2021 | 珈琲・お酒・紅茶
珈琲を淹れる器具は沢山ありますが、ちょっと取り上げて見たいのが浸漬式の新しいドリッパーです。
台湾で発売され日本でも人気になった「クレバードリッパー」と同じく浸漬式ドリッパーで、人気が出てきた「ハリオスイッチ」です。
浸漬式という事で「フレンチプレス」もと思いますが、ペーパーを使っての浸漬式なのでオイル感とか粉っぽさは大きな違いがでてきますし、常に同じ味に仕上げ易いという利点があります。



やはりペーパーを使うだけそのオイル感とか粉っぽさはなくなる分、浅煎りのスペシャリティコーヒーには向いているのかもしれませんと思いつつ淹れてみると、確かに抽出が一定であり同じ出来上がりにすることが簡単です。
「ハリオスイッチ」はデザインも素敵でガラス製ですが、蓋がないので出来上がりが60度以下になる事が多く、やはり蓋があった方がいいですので、代りの物を100円ショップ等で用意する事をおすすめします。
人気の「珈琲YouTuber」の「岩崎泰三」さんや「James Hoffmann」さんや「暮らしと珈琲」さん等でも取り上げられていますので、色々と研究してみるといいと思います。
これまでもペーパードリッパーについて色々と書いてきましたが、浸漬式はいつも同じ味に統一性を持たせるという意味では、非常に便利で理想的な器具になると思います。
逆に言えばその他のドリッパーは淹れるごとに違う味が楽しめる訳ですが、これも最近は抽出量も抽出時間もチェックできるスケールがありますので、同じ味にすることは簡単にできる様になりました。
「お家カフェ」の楽しみ方も大きく変化しておりますので、自分好みの珈琲を探すのも楽しいものです。
今はネット購入ですが、コロナの終息後は旅行がてらオーストリアや北欧のロースタリーも訪ねてみたいと思っています。
執筆者 syorichard | 8月 23, 2021 | 珈琲・お酒・紅茶
今回は紅茶の事ですが結構好きな人が多く女性に人気があるようですが、僕も冷たい飲み物の中ではアイスミルクティーが好きで良く飲んでいましたし、珈琲の研究を始めてからちょっと遠ざかってました。
でも、最近紅茶の専門店で「ダージリン」や「アッサム」のホットティとケーキやクレープシュゼットをいただき、紅茶を見直したのです。



三大紅茶というとインド「ダージリン」・スリランカ「ウバ」・中国「キーマン」(キームン)が高級茶として有名ですが、「ダージリン」はフルーティ爽やかなのでストレートで飲むのがピッタリで高級茶葉程ほどマスカットの様な香りが強く感じられます。
「ウバ」はスリランカ(旧セイロン)の高地産の高級茶葉で、メントール香が強くコクがあって爽やかなので、ミルクティでもストレートでも美味しいです。
「キーマン」は高級茶葉ほどフローラルでスモーキーな感じで甘味があってしかも渋みが少ないので、ストレートでもミルクティでも飲み易いです。
スリランカ産では「ヌワラエリヤ」も好きですが、独特のストロングな味と甘さのある茶葉で好きですし、バランスの良い「ディンブラ」も毎日飲む紅茶としてピッタリです。
インド産では「アッサム」は濃厚でしっかりした味は特別で、良く飲んでいますがアイスでも好きですし、マレーシア・インドネシア・トルコ・ケニア・タンザニア産の紅茶もあります。
それぞれに特色がありますの色々と楽しめると思いますが、実は日本生まれの紅茶も古くからあるのです。
良く飲まれる「チャイ」はロウグロウンティを濃い目に煮出した紅茶に、ミルクと砂糖を入れたもので彼方此方の国で飲まれていますし、お茶を楽しむ文化は世界中に広がっています。
ダージリンやウバなどの高級茶葉は、収穫時期によっても風味が変化しますのでとても面白いですが、ブレンドして自分好みにすることもできますし、いろいろな楽しみ方があるのです。➡続く
執筆者 syorichard | 8月 22, 2021 | 珈琲・お酒・紅茶
僕は珈琲がメインなのですが、本当は甘いものが大好きなので紅茶でもお茶でも、何でも好きなのです。
珈琲は長年飲んでるから自分なりの考え方で楽しんでいますが、紅茶はスコーンやクレープなど、緑茶は和菓子があれば幸せです。
もちろんケーキやタルト類はどの飲み物にも合いますので、そんな幸せな時間はちょっとした場所に沢山の素敵なカフェがありますし、本当に手軽に楽しめる様になりました。
でもコロナ禍で生活は大きく変化して、もう「お家カフェ」で楽しむしか方法が無くなったので、ケーキを買ってきたりジャムやレモンバターや塩バターなどを揃えて楽しんでいます。
やはり飲み物としては、珈琲>お茶>紅茶の順なのですが、紅茶もアッサム・ダージリン・アールグレイ・ウバ・ヌワラエリアを用意しています。
アイスでも飲めるようにしていますが、どれも繊細で抽出法も色々ですのでスマホにメモって少しづつ勉強していますので、まだ確立されたものがないように、少しづつ一定の基準ができつつあります。
珈琲もそうですが紅茶もブレンドされたものが結構ありますし、最近はフルーツフレーバーが添加されたり、ナッツ系を混ぜたものまでありますので、とても多様化しています。
ハーブティーもありますのでカモミールだけは買い置きしていますが、今日は紅茶を特集してみたいと思います。
紅茶には丸形のポットがピッタリですが、ガラス製でも陶器製でも素材はどれでも良いのですが、ハーブティーなんかは抽出時の色が楽しめるのでガラス製がいいかもしれません。
お薦めの丸形ポットは下記の様な形のが好きです。
最後のは紅茶が冷めないようにカバーする、ティーコジーで無くても良いですが、あった方が便利です。





茶葉については次回詳しく書きますが、紅茶の場合は美味しく淹れる温度が低いとイケませんので、珈琲と同じにはしないです。
実際には沸騰寸前の95度前後が味も香りも一番いいように感じていますので、沸騰寸前のお湯で抽出します。
僕の場合は珈琲は85度から90度前後で抽出を始めてますし、親父は90度から95度で抽出しますので、苦味がハッキリ出ています。
でも紅茶は二人とも95度前後で行っています。
紅茶用のポットはガラス製は2,000円以下でもありますが、陶器製は高価なのもありますので冷めにくい厚手の物が良いです。
丸形で無くても好みで選んでみて下さい。➡続く
執筆者 syorichard | 8月 17, 2021 | 珈琲・お酒・紅茶
最後のエリアはこれまでもこれからも珈琲業界をリードしていくのがこの中南米です。
「エクアドル」・「エルサルバドル」・「ガラパゴス諸島」・「キューバ」・「グァテマラ」・「グアドループ島」・「コスタリカ」・「コロンビア」・「ジャマイカ」・「ドミニカ」・「ニカラグア」・「ハイチ」・「パナマ」・「ブラジル」・「プエルトリコ」・「ベネズエラ」・「ベリーズ」・「ペルー」・「ホンジュラス」・「ボリビア」・「メキシコ」等沢山の産地があります。
中南米の注目種は何といっても「ゲイシャ種」ですが、「パナマ」だけでなく、「エクアドル」・「コロンビア」・「ジャマイカ」等でも出荷されるようになっていますし、高価格で取引されるのでこれからも増えそうですが、色々と違った「ゲイシャ」も面白いものです。
「ゲイシャ種」の語源は「エチオピア」のゲシャ地区に自生していた珈琲から始まったようで、アラビカ種の原種に近い種類だったことでどうやら突然変異によってできたという事です。
「エチオピア」で発見されたのが1931年、さび病の対策にという事で1950年代には「コスタリカ」の研究所に渡っていますが、どうやら1960年代には中米の各国に広まったようです。



樹高が4mも有るので収穫も難しく、収穫量が極端に少ない事もあって定着はしなかったようですが、「パナマ」の一部の地区では改良されながら大事に育てられ現在に至っているのです。
これがあの「パナマ・エスメラルダ農園」2004年の国際品評会の優勝に繋がっているのです。
オレンジやグレープフルーツのような酸味、ハニーやチョコレートのような甘味、ジャスミンやアールグレイの香りと色々なニュアンスを楽しめるのが特徴で、私も出合った時は「えっ、これ珈琲?」と驚いたものです。
浅煎りの珈琲(ルワンダ・ブラジル等)の楽しみ方を少しは知っていたつもりが、「パナマ・ゲイシャ」には驚いてしまいました。
最近は浅煎りの珈琲が多くなって楽しみも増えましたし、珈琲の飲み方も随分と変化しましたし、抽出器具によっても味の変化がありますので、皆さんも色々と味わってみて下さい。
つい最近ですがブラジルの一部の地区は霜が降りて珈琲の木がダメになったところもあるようですし、珈琲の価格にも影響がでそうで本当に残念です。
焙煎でもペーパーの質でも風味に影響がでてしまうデリケートな珈琲ですが、そこがまた魅力でもあります。
執筆者 syorichard | 8月 14, 2021 | 珈琲・お酒・紅茶
今回はアジアと太平洋地区の珈琲を取り上げますが、とても沢山の珈琲があるのに驚かされます。
アジアと太平洋というと、「インド」・「インドネシア」・「オーストラリア」・「カリフォルニア」・「スリランカ」・「タイ」・「トンガ」・「ニューカレドニア」・「ネパール」・「ハワイ」・「バヌアツ」・「パプアニューギニア」・「フィリピン」・「ベトナム」・「ミャンマー」・「ラオス」・「中国」・「仏領ポリネシア」・「台湾」・「日本」・「東ティモール」等で珈琲が栽培されている。
「オーストラリア」というと珈琲文化が特殊、メルボルンのスターバックスが撤退するほどですからちょっと驚いてしまいますが、珈琲の勉強にメルボルンへ行く人もいるくらい珈琲のレベルが高いそうです。
コーヒー豆の生産地はニューサウスウェールズ州北部、クイーンズランド州東海岸で栽培されていますが、品種はK7とSL6とか土壌に適した品種が主です。
「カリフォルニア」もとてもレアな産地、サンタバーバラやサンディエゴで盛んに珈琲が栽培されています。
ブルボン種・ゲイシャ種等もあって、とても多くの種類がオーガニック珈琲としても有名になりつつあります。
「ニューカレドニア」も同じように少量ですが栽培されており、日本で飲める機会は本当に少ないですので、見かけたら購入して飲んでみて下さい。
「オーストラリア」と「カリフォルニア」の珈琲栽培には「アボカド」が深く関係しているのですが、オーストラリアの「マウンテントップ農園」のオーナーも「カリフォルニア」の珈琲栽培農家も殆どの主力作物は「アボカド」なのです。
近年、「アボカド」は生産国が多くなり徐々に値崩れがあったり干ばつの影響やらで、以前の様に収益が上がらなくなってきているのですが、珈琲に対する消費者の認識が高まるにつれて農家の意識が変化したようです。
特に「カリフォルニア」では「サンタバーバラ」だけでなく「サンディエゴ」でも、珈琲の栽培農家が増えてきていますし、今後が楽しみな産地になりそうです。
他にも「ネパール」・「バヌアツ」・「仏領ポリネシア」・「台湾」・「日本」の珈琲は、生産量が少ないのでレアな珈琲と言えますし、収穫がゼロの時もありますので飲める時に飲んでおきたいものです。
更にオーガニック認定の珈琲も多くなりつつあるのは、収益性も大きく変化するからで注目点でもあります。
最近のコメント