JUGEMテーマ:パソコン
フォトグラファーを悩ませるのがなんと言っても写真編集にかかる時間ですが、Mac Book ProやMac Proとの組み合わせならやはり速さが違ってきますから、それなりに高額になってしまいます。
しかもカメラの画素数はドンドン進化しており撮れるファイルサイズも大きくなるばかりですし、最近は8K動画が撮れる物までありますのでカメラの基本的機材とパソコンを用意すると、100万を大きく超えてしまいます。
今日は特にノートPCに焦点を当ててみましたが、普通のノートPCならサイズに関係なくCPUスコアが12000もあれば十分に「Lightroom」で編集は出来ます。
注意が必要なのは第8世代の主流だった「Core i7 8750H」は、CPUスコア10203と普通にノロノロなのですが、第9世代の「Core i7 9750H」でも11470とちょっとどころでなくパワーが上がってませんでした。
これが第10世代で「Core i7 10750H」で12736と12000をやっと超えたのです。
しかしAMDがこの領域を第3世代Ryzenシリーズで、Intelをトップから引きずり降ろしてしまったのですが、現在は搭載CPUによって下記の通り大きくその差は開いたままです。
◎第3世代 AMD Ryzen 9 3900⇒CPUスコア30942
◎第10世代 インテル Core i9 10900K(Comet Lake)⇒CPUスコア24147
◎第3世代 AMD Ryzen 7 3700X⇒CPUスコア22788
◎第3世代 AMD Ryzen 9 4900HS⇒CPUスコア19874(省電力)
◎第3世代 AMD Ryzen 7 4800H⇒CPUスコア19410(ノート用)
この赤で色分けした部分ノート用のCPUで、その他はデスクトップ用のCPUを使った時のスコアなのです。
一目瞭然、ノート用のCPUでは20000前後が今後30000まで行けるのかがキーポイントなのですが、CPUスコアが12000以上ならサクサクとまでいかなくても「Lightroom」は使える状況にはあります。
ところが動画の処理までとなると長時間に及ぶし、熱処理が必要で対策を取らないとノートPC側に不具合が出てしまうのです。
何れ4K動画や8K動画を扱う様になれば、NVIDIAの「RTXシリーズ」や「Quadroシリーズ」のGPUが必要になり、「NVIDIA Studio」の利用が不可欠になるのです。
フォトグラファー達の環境を整えることは将来の仕事に大きく影響を与えますので、そこで躓くことのないように先行投資と思って、環境を整えて欲しいと思います。
ノートPCは出来る限りThunderbolt 3対応の製品を選んでおいて、後々外付けGPU Boxで補えば動画編集でも使えるようになりますし、10bitカラーやHDR編集も楽々になります。⇒続く
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