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ゲーミングPCともなると相当な電源が必要になると思うのですが、最大消費電力で計算してみましょう。
12世代のIntel製CPUの最大値は「Core i9 12900K&KF」の241W、これに「NVIDIA GeForce 3090Ti」を組み合わせると450W、その他のパーツで150W~200Wは必要になりますので、840W~890Wは必要になります。
1000Wの80PLUS認証電源のPLATINUMかTITANIUMが必要になりますので、注意しなければPCが不安定になってしまいます。
GPU名 | 3DMark Time Spy | TDP | メモリ |
Radeon RX 6950 XT | 22230 | 335W | 16GB |
GeForce RTX 3090 Ti | 21980 | 450W | 24GB |
Radeon RX 6900 XT | 20340 | 350W | 16GB |
GeForce RTX 3090 | 19930 | 350W | 24GB |
GeForce RTX 3080 Ti | 19600 | 350W | 12GB |
GeForce RTX 3080 12GB |
18850 | 350W | 12GB |
Radeon RX 6800 XT | 18790 | 300W | 16GB |
GeForce RTX 3080 | 17690 | 320W | 10GB |
表に載っている以外のGPUは最大消費電力が300Wより下ですので、あまり気にする必要はありません。
続いてAMDのCPUもちょっと比較対象にしてみましょう。
AMD Ryzen CPU |
コア | スレッド | TDP PL1 | TDP PL2 |
Ryzen 9 5950X | 16 | 32 | 105W | 142W |
Ryzen 9 5900X | 12 | 24 | 105W | 142W |
Ryzen 7 5800X3D | 8 | 16 | 105W | 142W |
これ以外のRyzenは105W~142W以下ですから、性能的に考えると十分かもしれませんし、明らかにIntelのCPUよりは電源効率が良いのですが、やはりIntel派とAMD派のそれぞれの言い分があるようです。
「Radeon RX 6950 XT」+「Ryzen 9 5950X」の組み合わせなら、335W+142W=477Wですから、周辺パーツの電源を合わせても800Wで十分足りる事になるのですが、これが「GeForce RTX 3090 Ti」+「Core i9 12900K&KF」の組み合わせですと、450W+241Wとなりますので、周辺パーツの電源200Wを合わせると、1000Wの電源が必要になります。
必要電力計算は下記の通りです。
(CPUの最大消費電力+GPUの最大消費電力+その他のパーツの最大消費電力)×電源の負荷率100%の効率です。
したがって同じ1000Wの電源でも、80PLUS認証TITANIUMだと900W、STANDARDだと800Wが許容電力となります。
夏の熱暴走も大変で常にエアフローに注意しなければならないので、水冷でも空冷でもファンの数が多ければ騒音にも注意し、更に吸気と排気のバランスも大切、ケース内の空気が常に流れるような工夫が必要なのです。
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