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JUGEMテーマ:パソコン

 現在使われている最新バージョンの製品を取り上げて説明しますが、「HDMI」と「DisplayPort」には最初から大きな違いがあったのですが、最近ではお互いの性能が近づいてきています。

「USB4」と「Thunderbolt4」が仕様に違いがあるのに、Type-Cによって一部で互換性がある様になりましたので、「HDMI」と「DisplayPort」もそうなると良いなと思っています。

 

「HDMI2.1」は「High-Definition Multimedia Interface」(高精細度マルチメディアインターフェース)の略なのですが、現在のバージョン2.1での仕様は4K/120p・8K/60p映像やDynamicHDR、eARC(Enhanced Audio Return Channel/エンハンスドオーディオリターンチャンネル)、VRR(Variable Refresh Rate/可変リフレッシュレート)、ALLM(Auto Low Latency Mode/低遅延モードと高画質モード)に対応、PCMマルチチャンネル(最大8ch)伝送が可能で「ウルトラハイスピードHDMIケーブル」と呼ばれている。

帯域幅は48 Gbpsまで拡張され、非圧縮で8K30Hz(YCbCr4:2:0)に対応、8K 解像度 60Hzに対応ともういう事なしの状態になりました。

 

 

 

「DisplayPort2.0」はデジタルディスプレイ用に設計されたもので、2010年代に入ってからデジタル家電用に開発されたHDMIが普及して、インターフェースの高速化が必要になり、HDMIと共に発達する事になったのですが、DisplayPortはHDMIやDVIでは想定されていなかった超高解像度での使用を視野に入れ開発されています。

帯域幅は77.37 Gbpsまでアップされ、8Kも60Hzに対応しています。

 

 

写真上が「DisplayPort2.0」で16K対応、下の赤いのが「DisplayPort1.4」の8K対応ですが、どんどん高速化されて今後が楽しみですし、HDMIもDisplayPortもサウンド面でも有利で8チャンネル192 kHz/24bitまでのオーディオストリームに対応し、サウンド面でも多少の相性問題はHDMIに多いですが、徐々にそんな部分も解決されつつあります。