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AMDのCPUは先に最上位モデルなる16コア32スレッド対応の「Ryzen 9 7950X3D」と12コア24スレッドの「Ryzen 9 7900X3D」が発売され、4月14日に8コア16スレッドの「Ryzen 7 7800X3D」が日本でも発売予定です。
「Ryzen 9 7950X3D」はゲーム中、8コアをドライバソフトウェアで停止させるという方法で8コア駆動になっているのですが、これは8コアCCDを2基搭載し1基だけに3D V-cacheを搭載しているため、ゲームの時は8コアが動いて残りの8コアはお休みしているのです。
したがって8コアの「Ryzen 7 7800X3D」はゲーミングだけに限れば、ほぼ「Ryzen 9 7950X3D」と変わらないんじゃないかと誰でも考えますよね?
ただし定格クロックはどちらも4.2GHzですが、ブースト時のクロックは5.7GHzと5.0GHzと大きく違っています。
しかし「Ryzen 9 7950X3D」の3D V-cache搭載側のクロックはAMDは公表していないのです。
という事はゲーミングPCだけなら「Ryzen 7 7800X3D」で十分という事になるのですが、その辺をちょっと探ってみましょう。
Mark PCさんの比較
Test Specs CPU : 7950X3D | 12600K | 7800X3D
RAM : 2x16GB DDR4 3600MHz | DDR5 6200MHz
SSD : Samsung 980 Pro SSD 1TB
比較動画から分かります様に、「Ryzen 9 7950X3D」(108,800円前後)と「Ryzen 7 7800X3D」(71,800円)のゲーミング性能はFramerateも殆ど誤差の範囲ですので、ことゲーミングなら消費電力においてもこちらで十分という事になります。
更にTDP120WとMax TDP162Wはとても省エネになり、3D Mark時でも最大消費電力は「Ryzen 9 7900X」(156W)の半分の74W、「Core i9 13900K」は4.7倍の346Wとのデータがあるくらい素晴らしいのです。
ゲーム最優先という事であれば「Ryzen 7 7800X3D」が最適、マルチスレッド性能が要求されるクリエイターなら、「Core i9-13900K」や「Ryzen 7950X」のようにコア数とスレッド数が多いCPUが良いという事になります。
実際に組み込んでみてからもう一度取り上げたいですが、この様に棲み分けができるのはとても良い事です!
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