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JUGEMテーマ:パソコン

 動画の編集で困ってしまうのは熱処理、何と言ってもM.2 SSDは温度が70℃に近くなると急激に処理能力が低下してしまいます。

CPUとGPUはもちろんリミッターがかかっているので、書き出し時はCPUのパワーが問題になりますが、GPUはプレビュー時や編集作業中に補助的な作業をしてくれますので、発熱問題はゲーム時とは違って少ないものです。

 

最初にM.2 SSDから説明していきますが、フルHD動画の場合の編集時のメインドライブ(OS等をインストール起動ドライブ)は500GB~1TBの中高速タイプで十分ですが、4Kとなると取り扱うサイズもフルHDの4倍になる訳ですから高速なもので1TB~2TBは必要になります。

熱対策としてはこれまで紹介してきたファン付きのヒートシンクを取り付ければ、問題になる事は少ないですし、外気温度40℃を超える場所で使わない限りM.2 SSDが60℃以上になる事はないと思います。

 

最近のM.2 NVMe SSDは随分と進化して、裸状態で使用すると69℃前後だったのに最近の製品は52℃前後に改良されてるSSDが多いですし、マザー付属のヒートシンクで62℃前後だったのが47℃前後に改善されています。

以前の製品でも上記のヒートシンクと小型ファンで45℃以下で常用できますよ!

 

続いてCPUですが4K動画編集でと考えると最新世代の「Core i9 13900KS/K/KF」ですが、「Ryzen 9 7950X」でもいいです。

空冷ならIntelの125W製品、液冷なら150W~170W製品でもと考えていいと思います。

 

私達の場合はゲーミングPCがメインなので、24個のマルチコアよりも8コアクラスのシングルコアの駆動性能優先でCPUを選んでますので、実は最上クラスまでは必要はありません。

14日に発売される「Ryzen 7 7800X3D」はゲーミング用に開発され、ゲームにおいては「Core i9 13900K」と同等の性能がありますので、ゲーミングならという条件で注目して欲しいです。

 

最後はGPUという事ですが、フルHD動画なら「GeForce RTX 3060」でも十分過ぎますが、4K動画の編集となると「GeForce RTX 3070」以上は欲しいものです。

ここでの問題はGPUに搭載されるメモリですが、「GeForce RTX 3070」のメモリは8GBですので、4K動画編集でもギリギリ足りるのですが、カメラの画素数やフレーム数にも影響されます。

推奨環境は12GBか16GBあればと思っていますが、ゲームも動画編集もと思うなら「GeForce RTX 4070 Ti」以上にしておけば間違いないです。