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JUGEMテーマ:パソコン

 フルサイズのタワーですと仕事はサクサクとこなせるのですが、ミドルタワーとかミニタワーですと無理なのかと考える人が多いと思います。

実はケースのサイズ的には何も問題はないのですが、マザーボード側に問題があるのです。

クリエイター向けPCの場合はデータ移動の時間にスピードの高低差が大きく関係しますが、外付けのストレージへの移動はデータサイズが大きい程時間が必要ですし、USB3.2Gen2×2で高速にはなったのです。

 

しかし、残念ながらUSB接続ではUSB3.1 Gen1でも、USB3.2 Gen1でも500MB/sの速度しか出なかったですし、SATA SSDでも600MB/sですので、M.2 NVMe SSDになってやっと2000MB/s(2GB/s)にアップして、現在の主流は5GB/sが内部ストレージ、外部はUSB3.2 Gen2×2の2.4GB/sになりました。

 

今後はUSB4とThunderbolt4が主流になる訳ですが、中も外も発熱の問題もあって注意が必要です。

●USB&Thunderbolt3/4:意外な事に外付けは遅いのです。

規格名 最大データ転送速度
USB 3.0
500MB/s
USB 3.1 Gen 1
500MB/s
USB 3.1 Gen 2
約1.2GB/s
USB 3.2 Gen 1
500MB/s
USB 3.2 Gen 2
約1.2GB/s
USB 3.2 Gen 2×2
約2.4GB/s
USB4
約4.8GB/s
Thunderbolt 3/4
約4.8GB/s

 

こんな状態ですのでUSB4でもThunderbolt3/4でも4.8GB/s が最高ですが、その半分のUSB3.2Gen2×2では心許ないのです。

そうするとMicroATXマザーではThunderbolt搭載の製品がありませんし、Mini-ITXでもASUSとASRockの製品で各1枚~2枚しかないのです。

しかも、どちらも6万円以上と非常に高価な価格となっています。

ASRockのマザーですとZ690&Z790&X670(AMD)のマザーだけですが、ASUSのマザーなら殆どのマザーでThunderbolt拡張カードが使えますから1万円から2万円は安くすみます。

 

おススメは下記の通りです。

★ASUS TUF GAMING B760M-PLUS WIFI D4(25,400円~)M.2ソケット2本・メモリ最大128GB・RCI-E×16/2本

★ASUS ROG STRIX B760-G GAMING WIFI D4(35,000円~)M.2ソケット2本・メモリ最大128GB・RCI-E×16/2本

★ASUS TUF GAMING B650M-PLUS(29,980円)AMD・M.2ソケット2本・メモリ最大128GB・RCI-E×16/2本

これらのマザーにはThunderbolt4用のヘッダーピンが付いてますので、拡張カードが使える訳です。

 

 

 

この「ThunderboltEX 4」は16,000円から18,000円前後で販売されていますので、マザーの底上げにはもってこいの商品なのですが、USB3.2Gen2×2の倍のスピードがあるだけでなく、4Kモニターを2台増やすことが出来ますし、とても便利に使える訳です。➡2に続きます。